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部落問題資料室
NEWS & 主張

東アジアの平和と友好へ
「建国記念の日」を考える集い

「解放新聞」(2013.03.04-2609)

 「東アジアの平和と友好に向けた課題―『建国記念の日』を考える集い」が2月11日午後、東京・日本教育会館でひらかれ、210人が参加。政治不信のなか、昨年末の安倍政権誕生で急速に右傾化する日本社会の動向・危険性について講演を受け、東アジアの平和・友好の実現へ、生活に根ざしたコミュニティづくりー民主主義、政治の回復など闘いの方向を考えた。
  主催は、フォーラム平和・人権・環境。
  主催者あいさつで、福山真劫・代表は▽朝鮮高校の授業料無償化排除▽オスプレイ配備・辺野古新基地建設▽原発再稼働・推進▽教育への政治介入などの安倍政権の動向と、閣僚の背景も分析し「安倍の「日本を取り戻す」「戦後レジームからの脱却」は憲法の解体、戦前への復古思想。ぜったいに許すわけにいかない」と表明。「脱原発の闘いも、沖縄の闘いも、憲法を擁護する闘いも、格差社会に対抗する闘いも、闘いは市民、民衆が支えている。大衆運動で安倍・自公政権と対決する決意を固めよう」と訴えた。

ファシズム型政治との対決を
東アジアの平和と友好に向けた課題
―「建国記念の日」を考える集い

 講演は「東アジアの平和をめぐる状況と課題」をテーマに、佐々木寛・新潟国際情報大学教授がおこなった。総選挙結果を分析し、維新の会などの「わかりやすい敵を提示し、それを叩いて支持を調達する大衆動員型の政治」―ファシズム型の政治台頭の危険性を強調。「漠然とした不安」を煽り「漠然とした希望」を打ち出す政治手法や、侵略・敗戦の歴史的事実、新自由主義との対決-09年の政権交代、東日本大震災・原発事故の経験などを忘れる「忘却の政治」の問題点も指摘し「1930年代のように空っぽのナショナリズムにからめとられてはならない。社会がギスギスし、勇ましいことばかりいわれ、生活が困窮すると、「生活保護はもらいすぎだ」など他人を思わず自分だけを考える「蜘蛛の糸」の論理が起きるが、明日はわが身だ。弱者や切り捨てられた人たちと一緒に希望をつくるべき。生活に根ざしたコミュニティをつくり、専門家権力に対抗する主体になり、本当の民主主義、国境、領土、愛国とは何かと考える。そうしないと、いつまでも忘却社会、空手形を突きつけられる。犠牲のシステムを克服することだ」と訴えた。
  「つくる会」系教科書採択をめぐり、横浜市で首長-教育委員・市議会議員による露骨な教育内容への政治介入がおきている実態は、「教科書問題を考える横浜市民の会」の佐藤満喜子・代表が報告。最後に平和フォーラムの藤本泰成・事務局長が「分断と競争をのりこえ、仲間と一緒に未来を語ることができるようがんばろう」とまとめた。


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