アジアの平和と人権、女性解放を求めて闘いつづけてきた故・清水澄子さん（Ι女性会議前共同代表・元参議院議員、１月14日死去、享年84歳）を「偲ぶ会」が３月17日午後、東京・連合会館でひらかれた。300人以上が参集し、部落解放同盟からは組坂委員長などがかけつけ献花した。
　 司会をつとめた高橋広子・Ι女性会議共同代表は、福井県労働組合総評議会に勤務（1951年）いらいの清水さんの活動を「一生を女性運動、平和運動のよき指導者として情熱をもってまい進され、捧げられた」と紹介。国際婦人年連絡会、北京JAC、アジア女性と連帯する朝鮮女性協議会、在日本朝鮮民主女性同盟、金大中平和センター、社会民主党の代表者とつれあいの清水茂夫さんが追悼の言葉をのべた。
　 主催者を代表し、村上克子・Ι女性会議共同代表は「いま「日本を取り戻そう」という人がいるが「取り戻す」とは戦前にもどすこと。「取り戻す」社会ではなく前進する社会へカをかしていただきたい」とのべた。
　 フォーラム平和・人権・環境の福山真劫・共同代表は「清水さんや私たちが求め続けた平和、民主主義、過去の清算、日朝国交正常化、脱原発とは正反対の路線を安倍政権は突きすすもうとしている。清水さんがめざしたものを実現させるため全力でがんばる決意だ。天から激励し続けてください」と追悼の言葉をのべた。