【奈良支局】「朝鮮学校だけを無償化法適用から除外することは、日本人の人権にたいする姿勢が問われる」――。
　 ２月８日、県橿原文化会館で「ハッキョ支援ネットワークなら」の主催による「朝鮮学校への「無償化」除外を絶対に許さへん！　緊急抗議集会」がひらかれ県内外の教育関係者、在日韓国朝鮮の人たち、支援者ら110人が参加し、教育に政治問題を介入させ、国際人権条約に反する差別政策を続ける政府にたいして抗議の声をあげた。
　 集会では、政府が政治問題を理由に朝鮮学校を除外することは国際人権条約に逆行する道を歩むことであり、差別政策に抗議しようとよびかけた。つづいて、大阪朝鮮高校の在学生や卒業生の親、支援団体らが無償化除外への抗議と教育への政治介入に反対し、無償化適用を求めるアピールをおこなった。最後に主催者から「朝鮮学校だけを無償化から除外することは日本人の問題だ。反対を発信する仲間と機会を増やし、間違っていることを正していくためにがんばろう」と行動提起をおこなった。