同宗連（『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議、64教団）は４月11日、京都市で第33回総会をひらき、62教団100人が出席。第17期の議長教団に立正佼成会（議長・川端健之）を選んだ。任期は２年。
　 岩脇彰信・議長（真言宗豊山派）の開会あいさつに続き、来賓があいさつ。部落解放同盟の組坂委員長は、「人権・平和がないがしろにされる」社会状況を指摘しながら、いっさいの差別をなくすためのとりくみを訴えた。
　 新しく選ばれた川端議長は就任のあいさつで、同宗連の結成よびかけ文の「教えの根源にたちかえり、「同和問題」解決へのとりくみなくしては、もはや、日本における宗教者たりえないことを自覚し」の部分を読みあげ、「先達のしるした意味を、しっかりかみしめつつ、役務に精進したい」と決意を示した。また、はじめてのとりくみとして、「石川夫妻の幸せを願う宗教者の集い」への協力をよびかけた。
　 部落解放同盟からは、組坂委員長のほか、西島藤彦・京都府連委員長（中央財務委員長）、谷川雅彦・部落解放・人権研究所事務局長（中執）などが来賓で出席した。
　 【役員教団構成】
　 議長教団
立正佼成会（議長・川端健之、事務局長・柳田季巳江）
　 副議長教団
天台宗（副議長・村上圓竜）、臨済宗妙心寺派（副議長・栗原正雄）、真言宗豊山派（副議長・岩脇彰信）
　 企画委員長教団
曹洞宗（委員長・伊藤謙允）
　 広報委員長教団
世界救世教いづのめ教団（委員長・原乙司）
　 監事教団
善隣教（監事・森田健祐）、臨済宗円覚寺派（監事・武久宗靖）