石川一雄さんのえん罪をはらせないまま、狭山事件は5月1日、50年目を迎えた。50年目の今年、全力で世論を高め、事実調べ―再審を実現する年にしようと、埼玉県連は多くの報道関係者に参加をよぴかけて同日午後、狭山市内で現地集会、現地調査、記者会見をおこなった。石川一雄さん、狭山事件再審弁護団とともに多くの取材陣が「自白コース」をたどり、多くの記事・番組を発信した。
これは、「狭山事件の真相を探る現地集会&現地調査~50年前の5月1日、狭山市で何があったのか?~」と掲げたとりくみ。報道機関からは「埼玉新聞」「テレビ埼玉」ほか新聞4社、テレビ局2社、通信社1社の記者らが取材に訪れ、集会には「市民の会」のメンバーや同盟員をはじめ、県内外から100人が参加した。足利事件の管家利和さん、布川事件の杉山卓男さんと杉山さんのおつれあいも応援にかけつけた。
現地調査は、3班で実施。報道関係者の班には、石川さんと、弁護団の中山武敏・主任弁護人、中北龍太郎・事務局長ら弁護人も同行し、中央本部の安田事務局貝の案内で「自白コース」を調査。確定判決(寺尾判決)の認定―「自白」と客観的事実の矛盾を体験・取材した。
現地集会は富士見集会所で開催。埼玉県連の片岡明幸・委員長、市民の会の鎌田慧・事務局長のあいさつに続き、足利事件の管家さんと布川事件の杉山さんも狭山再審への支援を訴え。中山主任弁護人が裁判をめぐる状況や新証拠など説明し、最後に石川一雄さん夫妻が支援を訴えた。現地調査終了後は、富士見集会所で記者会見した。
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