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部落問題資料室
NEWS & 主張

宗教者が再審開始求めて集いをもつ
64教団から300人が参加

「解放新聞」(2013.06.03-2621)

 『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議(議長教団・立正佼成会)は、5月22日午後、東京・築地本願寺で「石川夫妻の幸せを願う宗教者の集い―狭山差別事件の再審開始を求めて」をひらいた。石川一雄さん、早智子さんのほか、加盟64教団から300人の宗教者、信仰者が参加した。集いのはじめには、「事件によりいのちを奪われた被害者、被害者の親族も含めた複数の自死者への慰霊をこめて」黙祷が捧げられた。
  主催者を代表してあいさつした川端健之・議長は、「石川さんが不当逮捕されて50年がたつ。同宗連は結成以来30年間、狭山事件の学びを深め、えん罪であるとの認識をもつにいたった。このとりくみが、再審開始の力をなることを願う」とのべた。集いでは仏教、神道、キリスト教グループの代表教団がそれぞれに、石川夫妻の幸せを願った。あいさつした石川一雄さんは「盛大な集いをひらいていただき感謝する。3次での再審開始にさらなるご支援をいただきたい」と訴えた。
  集会後は、会場の築地本願寺から日比谷公園までパレードをした。パレードは各教団の正装でおこなわれ、沿道の都民に狭山事件への理解と立ち上がりを訴えた。パレード終了後は、加盟教団代表による東京高等裁判所へ再審開始を求めて要請をおこなったほか、「われら宗教者は部落差別を許しません。部落差別にもとづくえん罪を決して容認しません」との集会宣言を採択した。

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