施行反対の声をあげよう
共通番号制に抗議
「解放新聞」(2013.06.17-2623)
徹底的に問題点をあぶり出そう
田島泰彦・上智大学教授は「お上の意のままに情報が一元化される。電話の盗聴も拡大利用され実施されようとしている。民主党政権下ではコンピュータ監視法ができた。通信履歴の保存要請が義務化されようとしている。憲法改悪と連動し情報を管理しようとしている。徹底的に問題点をあぶり出す必要がある」と。
そのほか、各地でとりくむ団体や弁護士などが発言。福島瑞穂・社民党党首は「広く真実を知らせるとりくみが必要。いろいろな機関がこの情報をつかうことに強い懸念がある。3年後の見直しは拡充方向。そのときに医療情報もいれる可能性が強い。施行反対の声をあげよう」と訴えた。
集会では、「行政機関が各個人の所得水準や年金、雇用保険、医療保険の受給実態をより正確に把握し、公平で効率的な社会保障給付を実現するのが目的」というが、不公平税制が是正されないかぎり「マイナンバー法」で期待できないのは自明。政府は、施行3年後をめどに利用範囲拡大を検討するという。個人情報漏えいや、番号の不正取得による情報の悪用防止が課題。すでに同種の制度を導入しているアメリカや韓国ではなりすまLや詐欺などの深刻な事件があとをたたないことが報告された。
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