【兵庫】東日本大震災では多くのボランティア団体が支援に活躍した。功績のあった全国1458団体に厚生労働大臣から感謝状がおくられたが、このなかに兵庫県連もはいり、5月31日午後、神戸市で「厚生労働大臣感謝状受賞 報告と感謝の集い」がひらかれた。60人が参加し、この受賞を喜びあった。
県連では、2011年3月11日の東日本大震災をうけ、2日後の13日にひらいた県連執行委員会で「東日本大震災被災者を救援し、復興を支援する緊急アピール」を決定。これにそって総額466万8963円の義援金活動と、6次にわたる救援・支援行動(延べ44人)を石巻市を中心に展開した。
このほか、中央青年運動部の被災地支援行動に2人が参加。昨年10月27日にひらかれた県集会で県連女性部6人が宮城県気仙沼産・水産加工品の物品販売をおこなっている。
集いでは、震災犠牲者に黙祷をささげたあと、県連が製作した映像記録DVD(47分)を上映。震災のつめ跡も生なましい被災地の宮城県南三陸町に、トラック4台で救援物資を運びこんだ第1次(3月28、29日)の写真記録などをみた。
坂本三郎・県連委員長は「中学生や県連の仲間がボランティアに手をあげて参加してくれた。5月4~6日(第6次)、石巻市にいってきた」とボランティア体験を語り、「一日も早い東北の復興を」とよぴかけた。
来賓あいさつをした松岡中央書記長は、福島県民にたいする差別を紹介しながら、「差別が強化される歴史がくりかえされる」と警鐘をならした。
県健康福祉部参事の出雲淳雄さんから、坂本委員長に感謝状が伝達され、木村政司・県連副委員長が謝辞をのべた。
第2部の懇親会では、ボランティアの参加者が思いを語ったが、「一週間、がれきを撤去して町がきれいになったと思う」と中学生が発言して注目をあびた。
長い支援の必要性痛感
宮城県での第6次支援行動で
【兵庫支局】県連は5月4~6日、宮城県石巻市で東日本大震災第6次被災雑支援行動をおこなった。
今回は、坂本三郎・県連委員長を隊長に6人が参加。前回同様に現地ボランティア団体「OPEN JAPAN」の指示で石巻市内の明神社の復興支援をおこなった。
作業の前に、これまで支援してきた市内各所を視察。西光寺ではガレキなどの撤去がされていたが、他の場所はまだまだと感じた。多くの犠牲者を出した大川小学校では、たくさんの人たちがお祈りに訪れていた。また、市内から離れると道路の復旧ができず通行止めやガレキが山積みのままのところもあり、長い支援の必要性を痛感した。
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