【熊本支局】県は５月15日に山鹿市で部落の現地視察・研修をおこない、県から谷崎淳一・環境生活部長はじめ３人が、山鹿市からは有働博・市民福祉部長ら２人が参加し、県連からは中川誠雄・委員長と甲地政夫・書記長が同行した。
　 研修は市内の隣保館でおこない、北町支部の笹本龍雄・支部長が劣悪な環境で暮らしていた当時のようすや水害のあとに改修された河川・住宅の整備状況など、地域の現状の説明をおこなったほか、浸水被害後２階部分を増築した改良住宅の視察もおこなった。ここでは入居者の高齢化にともなう住宅の改善が課題にあげられ、市の人権啓発のとりくみ状況など活発な意見交換をもった。
　 研修を終え谷崎部長は「現地との意見交換から学ぶことは大きい。「現場に学ぶ」との姿勢を大事にし、これからもできるかぎり現地へ足をはこび、地域の実情を把握していきたい」とのべた。