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部落問題資料室
NEWS & 主張

1人じゃない、仲間がいる
全国の高校生が部落解放へ集う

「解放新聞」(2013.08.19-2631)

 「すごい元気をもらった」「ちょっとだけ強くなれたかなーと思う」「活動している仲間がいっぱいいる。一人じゃない、仲間がいる」「つながりを大切にしていきたい」。みずからをさらけ出し、仲間からの声を聞き、交流し、部落解放へともに歩むためのきずなを強めた。全国から、部落出身の高校生、ともに歩む高校生が集まり、部落解放第45回全国高校生集会を7月31日、8月1日、高知市・県民文化ホールを主会場にひらき、22府県連から448人が参加。全体集会をもったあと、1日目、2日目と4分科会で報告を聞き、論議を深めた。集会スローガンは、「私たちの未来に光と絆を 笑顔であふれるつながりの場~差別をなくすため みんなで高知にいこう~」

4分科会で論議
  主催者あいさつに立った組坂委員長は、高校生が一堂に会し社会矛盾などを見つめながら、学園、地域のとりくみで意見を出しあい、学びあうことは有意義。先人は厳しい部落差別と激しい弾圧に屈せず闘ってきたと強調し、国権主義や排外主義が出てきているが、人権・平和・環境・民主主義をめざすとりくみは必ず勝利できる、と奮闘をよびかけた。地元を代表して有澤明男・高知県連委員長は、20年ぶりの高知での高校生集会だと紹介しながら、高校生友の会を中心に準備を重ねてきたと経過を報告し、今後は地域のリーダーとしてがんばってほしい、と語った。
  基調で岡田中執は、▽自己を見つめ直すこと―地域や親や生い立ちをふりかえり、自分の生き方について考えること▽支え合う仲間づくり▽反差別・人権の輪-あらためて過去の歴史や憲法の理念を学び直し、一人ひとりが生き方や社会のありようについて考え、輪を広げること、の3点を強調した。
  これをうけて、11府県連の高校生が代表あいさつをし、決意をのべた。
  文化祭として、人権バンドの歌、よさこいおどりが披露されたあと、①部落解放運動②今の自分だからできる解放運動⑧親の背中をみつめて、自分と向き合おう④反差別の心をもった仲間とのつながりをつくろう、の4分科会で熱心に論議した。


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