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脱原発の声を
宇宙飛行士秋山さんが不正義を批判

「解放新聞」(2014.04.07-2661)
 東日本大震災・福島原発事故から3年たった3月15日、東京・日比谷野外音楽堂で「フクシマを忘れない!・さようなら原発3.15脱原発集会」がひらかれ、5500人が参加した。集会後は、脱原発の声をあげ続けていこうと都内をデモ行進した。
  冒頭発言をした、ハイロアクション福島の武藤類子さんは、「福島は雪解けの季節を迎えているが、覆われた汚染土が露出し線量が上がることを意味する。被害は形を変えている。切実なことが報道されない。原発事故が収束しない不安のなかで、人びとはものもいわなくなっている。この福島を置き去りにすれば人権侵害はどこでも起きる。怒りの火薬を湿らせてはならない」と訴えた。
  呼びかけ人で作家の大江健三郎さんらが発言したのに続き、賛同アピールとして、日本人初の宇宙飛行士となり、現在は京都に住む秋山豊寛さんが「福島原発から32キロの所でシイタケ栽培をやっていたが、すべてが汚染された。事故の責任を誰が取ったのか。東電の社長は高額の退職金をもらい、のうのうと暮らしている。こんな不正義がまかりとおっているのは、私たちが、認めているからじゃないか。それを認めない社会をつくろう」と訴えるとともに、「石破幹事長は、デモ隊の叫びがテロだといった。石破たちが日日やっていることこそテロだ」と批判。「再稼働を絶対に許してはならない。この声をつなげて行動に押し上げていこう」と訴えた。
  閉会あいさつでよびかけ人の鎌田慧さんは「この間、5人の首相経験者が原発を止めようといっている。これは私たちの運動の成果だ。脱原発は必ずできる。もう原発は終わっている」とよびかけた。

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