『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議(根本昌廣議長・立正佼成会)の第34回総会が4月14日午後、神奈川県横浜市の立正佼成会横浜普門館でひらかれた。加盟教団のうち、61教団の参加があり、新年度の活動方針などを決めた。総会終了後は、懇親会がひらかれた。
議長報告では、「『同宗連』は1981年の結成いらい、「『同和問題』解決への取り組みなくしてはもはや、日本の宗教者たりえない」という自覚を共有して活動を共有してきた」と強調し、ヘイトスピーチなど最近の差別煽動行為にたいして「部落差別同様、一人ひとりの人間を尊重できないふるまいという点で、共通の課題を投げかけている」とのべ、「同宗連結成当時の自覚を忘れずに部落差別をはじめとするあらゆる差別の解消と人権確立の活動を続けるところに大きな意味がある」と、活動充実に向けた協議を求めた。
総会冒頭のあいさつで根本議長は、「議長教団になって一年。加盟教団の熱心な姿勢に感激している。同宗連結成宣言に学びながら、心新たにしている」とのべた。
来賓としてあいさつした組坂委員長のほか、地元同宗連を代表して赤星健一・議長、会場提供教団として椎名啓至・立正佼成会理事があいさつした。
今回の総会は1期2年の任期1年目。役員教団体制に変更はない。
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