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部落問題資料室
NEWS & 主張

安倍政権の暴走を許すな
国会を包囲し抗議行動も

「解放新聞」(2014.06.23-2672)
 「戦争をさせない1000人委員会」は、閣議決定の強行に反対する集会を東京・日比谷野外音楽堂で6月12日夜、開催した。集会には3000人が参加、戦争への道を許さない闘いの強化を確認し、集会後に参加者は国会を包囲、憲法破壊を許さない抗議行動を展開した。集会へは委員会のよびかけ人でもある組坂委員長も参加した。
  集会では、主催者あいさつをした鎌田慧さん、1000人委員会事務局長の内田雅敏さんが経過報告をしたほか、大江健三郎さん、落合恵子さん、香山リカさん、菅原文太さん、澤地久枝さん、樋口陽一さんらがつぎつぎ登壇して「憲法改悪反対。安倍政権は民衆の声を聞け、安倍政権の暴走を許さない。さらに大きな運動を」と訴えた。
  鎌田慧さんは、「敗戦から69年。日本人は、政府の命令によってひとりも殺していないし、殺されていないことは誇るべきことだ。それは、アジアで1000万人の死者を出した尊い犠牲のうえにたった反省でもある。それを安倍政権は覆そうとしている。安倍首相は戦後レジームの脱却をいうが、それは、私たちが築いてきた戦後民主主義を破壊しようという野望だ」と批判。俳優の管原文太さんは、自分の父や肉親が戦争に駆り出された経験を語りながら、「もう私も80歳。戦争をしてはいけない。命をかけて戦争反対を訴えていく」と決意をのべた。
  この日「戦争をさせない1000人委員会」のよびかけでとりくまれた署名の第一次集約署名175万6368人分を提出。衆院は赤松広隆・副議長、参院は輿石東・副議長に手渡した。しかし、首相は、官邸での受け取りを拒否した。

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