【福岡支局】「人権社会確立第34回全九州研究集会」を5月26、27日、福岡市内の国際センターでひらき、4000人が参加。「人権・平和・環境」を基軸にした部落解放運動の発展と深化をかちとり、あらゆる差別の撤廃に向けた連帯・協働のとりくみをすすめよう」をスローガンに、一日目全体会、二日目8分科会で報告・討議をおこなった。
　 主催は部落解放同盟九州地方協議会など7団体で、主催者を代表して組坂議長が「格差拡大社会のなかで圧倒的な貧困層が人権侵害をうけており、早急に人権侵害の被害救済の法律が必要」と訴えた。
　 大江健三郎さんが記念講演「明日に伝える言葉」のなかで、多くの人が50年間も、石川一雄さんの人権を守る闘いにとりくんでいることに敬意を示した。
　 集会には、小川洋・福岡県知事、高島宗一郎・福岡市長もかけつけ、あいさつした。