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部落問題資料室
NEWS & 主張

2017年登録へ決意
「宣言」の記憶遺産めざす会が

「解放新聞」(2014.07.07-2673)
 「「全国水平社創立宣言」と関係資料」の世界記憶遺産への登録をめざす会は6月20日、大阪市内で役員会議をひらき、武者小路公秀・代表(反差別国際運動日本委員会理事長)、川口正志(奈良人権文化財団理事長)、組坂繁之(執行委員長)の両副代表、守安敏司・事務局長(水平社博物館館長)はじめ9人が出席。日本ユネスコ国内委員会での国内候補に選出されなかったことをうけ(2672号既報)、次回2017年の登録へ決意をあらたに国内委員会が示した課題を整理、協議を重ねながらとりくんでいくことを確認した。
  会議では国内委員会が「評価のポイント」であげた保存、公開のあり方や希少性・完全性の補強の必要性などの3点について現在の状況などを報告しながら、今後のとりくみの方向性について討議をおこなった。
  武者小路代表は「ユネスコと国内の評価に食い違いがあり、思想的内容が評価されていない。被差別の人びとなしに江戸時代の循環経済は得ることができなかった。産業・環境問題に焦点をあて、国際的にも署名などをとおして声を高めていきたい」とのべた。
  組坂副代表はわずか6か月間と短い期間、登録に向けとりくむことができたとのべ、次回の登録に向けとりくみを続けよう、とよにかけた。

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