【福岡支局】安倍現権がすすめる憲法解釈による集団的自衛権行使容認の動きに反対する「戦争を許さない福岡県民委員会」が6月15日に発足した。会場となった福岡市中央区・天神の都久志会館には、600人が集まった。
同委員会のよぴかけ人の共同代表には、中央本部の組坂委員長(福岡県連委員長)をはじめ鳥越俊太郎さん(ジャーナリスト)、管原文太さん(農業生産法人代表)、斎藤文男さん(九州大学名誉教授)、寧水桂子さん(福岡大学講師)ら5人。
集会では、集団的自衛権行使容認について「一内閣の閣議決定で変更することは立憲主義に反するものであり断じて許されない」として、「今に生きる責任世代として、次の世代へどのような日本を引き継いでいくのかが問われている。一人でも多くの県民の参画により、集団的自衛権行使容認の動きに反対する運動と行動を強めていく」アピールを採択した。
開会あいさつで組坂共同代表は「私どもが尊敬する故松本治一郎先生は「戦争は最大の差別であり、最大の人権侵害だ」といわれていた。まさにそのとおりだ。差別、分裂、国家・言論統制をめざす無茶苦茶な内容だ。「国内の差別の強化は、外への侵略である」ことは歴史の教訓だ。安倍政権の暴走に歯止めをかけなければならない」と訴えた。
憲法学者で、安倍政権の暴走に最後の命をかけて闘うことを表明した斎藤文男・共同代表は講演で「日本は、平和憲法のもとで世界の人を殺したことがなく、世界の信頼を得てきたことは誇りだ。それをなぜいま、かなぐり捨てて米国の手先になる必要があるのか。平和はそこにあるものではなく、闘いとるものだ」と問題提起した。
集会前段では、斎藤代表、組坂代表、富永代表が記者会見に臨み、発足の意義を訴えた。
次世代のために
記者仝岩見で
集会前にひらかれた記者会見で、共同代表の一人でもある組坂委員長は「次の世代のためにも平和を守らなければならない」と決意を語った。
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