【奈良】「2014年先輩を偲ぶ集い」を7月1日午前、奈良県人権センターに150人が集いおこなった。これは毎年「差別をなくす強調月間」(7月)の初日におこなわれているもので、今年は「水平社運動一筋の生涯ー西浦忠内翁を偲んで」と題しておこない、奈良県連再建の中核実務者としての西浦さんの実績などが語られた。月間中には各支部で同様の先輩を偲ぶ会をひらき、最終日には「部落差別撤廃と人権確立を目指す奈良県民集会」がひらかれる。
偲ぶ会には西浦さんの遺族も参加。田川雅人・県連相談役は、同じ部落で先輩の西浦さんに1964年、10代の時に会いに行き、指導をあおぎながら活動をはじめた想い出を。井岡康晴・奈良県同和問題関係資料センター所長は、西浦さんは1923年の岩崎水平社創立に参加し、事務局長的な活動を地域の活動とともに積み重ね、宇陀郡の「融和促進協議会」の講習会講師を郡長から依頼されるなど、郡役場からも信頼を寄せられていたことを示した。川口正志・県連委員長は、敗戦後の奈良県連結成にあたって水平社運動にかかわった人びとが集まった 「八日会」の席上で西浦さんにはじめてあったこと、実務者としての西浦さんの活躍をはじめ、奈良県連再建への歩みを語った。また、川本勲さんも同時代の想い出を語った。
集いでは、この1年間に亡くなった物故者の方がたの名を読みあげ、遺徳を偲んだ。
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