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部落問題資料室
NEWS & 主張

長崎で原爆犠牲者法要
反戦平和へ決意あらたに

「解放新聞」(2014.08.25-2680)
 長崎市に原子爆弾が投下された8月9日、早朝から爆心地周辺の慰霊碑には多くの人たちが慰霊に訪れた。この日、平和公園でおこなわれた長崎原爆犠牲者平和祈念式典と同時刻、市内の禄町墓地でも第69回原爆犠牲者追悼法要がとりくまれた。主催は長崎郷土親興会。
  この「慰霊祭」には、地元の方がたのほか、九州ブロック各県連代表をはじめ兵庫県運、和歌山県連や福岡県の子どもたちなど100人が参列し、平和への決意をあらたにした。また、「慰霊祭」では長崎市長のメッセージも代読され「世界恒久平和と核兵器廃絶を新たに誓う」とのべた。今年は、5人ふえた718人の慰霊にたいして参列者による献花と焼香がおこなわれた。
  主催者あいさつをした中村由一・郷土親興会会長は、「1945年8月9日、私たちの親兄弟姉妹や近所の人は確かに生きていました。しかし、11時2分、あの忌まわしい原爆の熱線と爆風は、浦上町を焼き尽くしました。多くの人は即死し、生き残った人びとも、体と心に深い傷を負わされました。日常の生活を取り戻すまでに長い時間と苦労を強いられた」とのべ、「私たちは安倍政権が憲法改悪をもくろみ、戦争のできる国にすることを許すことはできません。戦争は最大の差別です。再び原爆被害者を出さない誓いをあらたにする」と決意を込めた。また、九州ブロックを代表して原伸一・福岡県連副委員長(中央執行委員)、兵庫県運を代表して坂本三郎・県連委員長(中央副委員長)
が来賓あいさつをした。
  地元の長崎支部では、被爆70周年に向けて、被爆の実相を冊子にまとめて後世に伝えるとりくみを予定している。

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