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NEWS & 主張

県行政が部落を視察研修
菊池市泗水町の現状を確認

「解放新聞」(2015.01.12-2698)
 【熊本支局】熊本県行政が11月11日、菊池市泗水町の永南集会所で、部落の現地視察研修を実施した。研修には、谷崎淳一・環境生活部長をはじめ猿渡慶一・土木部長らが参加。地元からは、木村利昭・副市長ほか宮本健吾・人権啓発課長らが参加した。県連からは、中川誠雄・執行委員長はじめ松永末虞・副委員長、中川秀喜・書記長、秦裕幸・財務委員長の4人が同行した。
  研修では、はじめに松永義春・洒水支部長が、永南地区の歴史やこれまでおこなわれた環境整備、また、若い世代が地域のリーダーとして部落問題にたいする啓発を実践できるよう後継者の育成にとりくんでいることなどを説明した。
  フィールドワークでは、対策事業で整備された集会所周辺の農業施設や公営住宅などを視察。意見交換では、部落問題には、まだ厳しい現実があり、いっそうの啓発が必要であることや公営住宅の老朽化が深刻であること、法が失効したいま「差別意識をなくすにはどのような対策が必要なのか現実から学んでほしい」などの意見があった。
  研修を終えた県行政は、「これまでの歴史的な経緯や老朽化した公営住宅の現状など、地域の実情を直接確認できたことは大変有意義であった。今日学んだことを、われわれ行政に携わる者はしっかり認識して業務に当たらなければならない」と感想をのべた。

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