【香川支局】県連は、香川県水平社創立90周年を記念して12月22日、高松市内のアルファあなぶきホールで部落解放第32回香川県講演会をひらき、2000人が参加。ヘイトスピーチ・いのち・平和について考えた。
主催者を代表して川田博士・県連委員長が、「香川県水平社が結成され90年がたち、水平精神を受け継ぐ県連は部落差別撤廃だけではなく、さまざまな人権課題の解決に向け影響を与えてきたが、いまだに私たち一人ひとりのものとはなっていない」とのぺ、「今日、安倍政権のもと、右傾化する社会で人権や平和がないがしろにされている。人権や平和が守られる社会に向けて闘おう」と訴えた。
講演は、「ヘイトスピーチから見える社会~徳島県教組書記局襲撃事件裁判を通して」と題して徳島県教組前書記長の冨田真由美さんと、「ひとりひとりのいのち、ひとりからひとりの人生~いまの日本の状況の中で」と題して評論家の佐高信さんが講演した。
冨田さんは、実際に裁判に証拠として提出した襲撃犯が撮影した動画を参加者に見せ、事件の状況を説明し、裁判の流れについて語った。佐高さんは、安倍政権は批判をうけつけないわがままな政権で、苦情や批判は宝だとした企業経営者とは正反対だと批判した。
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