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NEWS & 主張
安倍政権の反人権主義あらわに
「解放新聞」(2015.07.27-2724)
10万人が国会前で行動を展開
 国会で圧倒的多数を占める安倍政権の暴走を止めるため、「戦争をさせない1000人委員会」は昨年、「解釈で9条を壊すな!実行委員会」「戦争をする国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センター」とともに「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」を結成。5月の憲法集会を契機に、全国一斉街宣や国会前座り込みなど、連続した行動にとりくんできた。
  衆議院での審議が大きな山場に入った7月14日夜、総がかり行動実行委員会は、「戦争法案廃案!強行採決反対!7・14大集会」を東京・日比谷野外音楽堂でひらき、並行して、日比谷公園から国会までのデモを展開。行動には2万人以上が集まり、さまざまなプラカードや、シュプレヒコールで、戦争法案阻止への意志と安倍政権への怒りを表明した。翌15日の夜には、学生や若者たちも加わり、のべ10万人をこえる人たちが国会前で抗議行動をくりひろげた。抗議行動はその後も連日とりくまれている。部落解放同盟も関東ブロックを中心に参加した。
  7月14日夜の日比谷野音での集会では、戦争をさせない1000人委員会の佐高信さんが「戦争法案はもちろん悪いが、いま、問題には、もう(日本が)民主か、独裁か、という視点もふくまれている」と主催者あいさつ。ゲストスピーチや政党あいさつのあと、「解釈で9条を壊すな!実行委員会」の高田健さんが行動提起し、「ねばり強い闘いが、いま確実に世論をつくっている。さらに世論を大きくし、内閣支持率をさらに叩き落とし、安倍内閣を打倒し、戦争法案をぜったいに阻止する決意だ。今年は文字どおり「反戦の8月」として大きな運動を全力をあげてつくり、かならず廃案にさせよう」と訴え、デモ行進に出発した。
  ゲストスピーチでは、東京大学の佐藤学・名誉教授、作家の落合恵子さん、真宗大谷派解放運動推進本部の寺田正寛・事務部長、日弁連の山岸良太・憲法問題対策本部長代行が発言。政党からもそれぞれの代表があいさつし、決意を表明した。

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