「強行採決許すな!戦争法案廃案へ!7.28大集会」が7月28日夜、東京・日比谷野外音楽堂でひらかれ、会場に入れない人たちもふくめて1万5千人が参加した。主催は戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会。
この日の集会はセミしぐれも黙らせる怒りの大集会となった。戦争をさせない1000人委員会のルポライターである鎌田慧さんや作家の落合恵子さんが発言。集会後は国会に向けてデモ行進した。
主催者を代表して、解釈で9条を壊すな実行委員会の高田健さんは、「私たちは、強行採決に連日抗議行動を展開し、私たちの怒りを表明した。これは、安倍政権のあせりの結果だ。闘いの成果でもある。しかし、強行採決を阻止できなかった。参議院での採決を許さない。8月30日には10万人の集会を開催する。全国では100万人が結集する反対運動を展開する。戦争法案を廃案にしよう」と訴えた。民主党の枝野幸男・幹事長は、「安倍首相の側近が「法的安定性は関係ない」という。安倍首相は釈明し、法的安定性は必要だという。ならば憲法を解釈でかえていいのか。これは民主主義と立憲主義を守る闘いだ」と訴えた。また、社民党の吉田忠智・党首は「安倍首相は国民が理解されていないというが、説明すればするほど憲法違反が明らかになっている。廃案しかない」と訴えた。
連帯あいさつとして、鎌田慧さんは、「安倍政権は倒れる寸前だ。彼は歴史を知らない。歴史を知らない者に未来はない。「亡国を知らざればこれすなわち亡国なり」といったのは(足尾鉱毒事件の)田中正造だ。安倍首相は亡国の首相だ。「戦争・原発・沖縄」をふくめた闘いを展開しよう」と訴えた。作家の落合恵子さんは「力のない政治家が力を示そうとして戦争をする。私たちは存在をかけて反対する。廃案にするまであきらめない。70年前の誓いをもう一度胸に刻もう。私たちは被害者にも加害者にもならない」と拳をあげた。
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