曹洞宗による被差別戒名物故者追善供養法会が9月17日午後、福井県の大本山永平寺法堂で開催された。福山諦法・永平寺貫首を導師にいとなんだ法会では供養の言葉がのべられ、読経、焼香がおこなわれた。
法会後にもたれた講演会の冒頭では大本山を代表し、佐藤好春・監院があいさつ。出席者に感謝をのべながら、「今後も差別に苦しむ人びとに寄りそいながら、平等と幸せの追求の実現に向けてとりくみを続けていく」と決意を表明した。その後、今日の部落解放運動をとりまく状況や今後の展望などをテーマに組坂委員長が講演をおこなった。組坂委員長は、インドのダリットをはじめとした反差別国際運動や松本治一郎・元委員長の歩みを語りながら、部落問題など人権問題を直視した異体的とりくみをおこなわない政府の姿勢を強く批判。ともに手をとりあいながら前進していきたい、とよぴかけた。
法会には、中央本部から組坂委員長、坂本副委員長はじめ、地元の福井県連などから15人が参加した。
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