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NEWS & 主張
奈良の高校生が研修・交流
沖縄の歴史と現状みつめ
「解放新聞」(2016.05.02-2761)
 【奈良支局】県内の高校で人権・平和・環境などをテーマに活動する高校生らがつどう「2015年度第2回高解研研修・交流会」を1月31日、桜井市中央公民館でひらき、県連青年部・横井支部青年部に参加する高校生、県選出の高校生平和大使ら40人が沖縄の歴史や現状を学習した。
  奈良県高等学校人権教育研究会の河合隆次・事務局長が主催者あいさつ、第18代高校生平和大使の中林さん(高田高校2年)が核兵器廃絶に向けた署名活動に協力をよびかけた。
  研修では、沖縄の高江・辺野古につながる奈良の会代表の松田秀代さんが、沖縄戦の甚大な被害や米国統治時代から続発する米兵犯罪などの歴史、辺野古新基地建設に反対する県民らによるキャンプシュワブ前座り込み行動など現状について語った。さらに、国政選挙をふくむ4つの選挙で新基地反対の民意が示されても建設を強行する政府を批判、「友人や家族に伝え、自分に何ができるか考えてほしい」とよびかけた。
  交流会では、参加者が協力して作った沖縄の炊き込みご飯「ジューシー」「そうめんチャンプルー」を食べたのち、活動紹介をした。横井支部の高校生は、地元の小・中学生友の会で狭山事件はじめ部落差別について学習してきたと報告、「地区内外のさまざまな人権問題にとりくむ高校生と交流していきたい」とのべた。

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