勧告をいかそう
地元での学習よびかけ
学習講演では女性差別撤廃条約批准までと条約内容、批准国による4年ごとの実施状況報告と女性差別撤廃委員会による審査の仕組みが説明され、2月のスイス・ジュネーブでのロビーイング活動なども報告された。
山﨑部長は北京女性会議(95年)のNGOフォーラムに参加したころから部落女性が当事者としてマイノリティ女性の可視化と複合差別問題にとりくみはじめたとふり返り、03年の女性差別撤廃委員会の日本政府への勧告で部落女性などマイノリティ女性のおかれた状況(とりわけ教育や雇用、健康状態、暴力)を数値で示すよう求めたことから05年の鳥取全女での調査を皮切りにアンケート調査を実施したと経過を報告。またこれまで委員会から再三にわたり勧告を受けている実態調査に関して、2月にアイヌ、部落、在日コリアン、障害者、性的少数者、移住者の女性が受ける差別の撤廃への措置について2年以内の報告を求める勧告が出されたことも項目をあげながら解説した。最後に、▽当事者である部落女性に勧告の内容とその重要性を周知し、▽マイノリティ女性と連帯し▽さまざまな行政交渉の場で条約、勧告をいかそう、とのべ、各地での積極的な学習をよびかけた。
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