「9・22 さようなら原発 さようなら戦争 大集会」が9月22日、東京・代々木公園でひらかれた。デモ行進が中止になるほどの激しい雨のなか、9500人が参加した。福島原発事故から5年半、「復興」報道の陰に、限界の生活の末に切り捨てられようとしている避難者の現状や、年末に向けて正念場にある高速増殖原型炉「もんじゅ」廃炉の闘いなどを確認。避難者への支援・権利確立、もんじゅ・再処理工場・全原発の廃止、安倍自公政権退陣への決意を固めた。
主催は「さようなら原発1千万署名市民の会」。
原発事故被害者団体連絡会「ひだんれん」をはじめ福島、北海道、福井、沖縄などから多くの人が登壇。よびかけ人の鎌田慧さんは、もんじゅ、再処理工場など兆単位の税金で強行されてきた原子力政策に日本の核武装能力構築の意味も指摘し、阻止への決意を表明。膨らみ続ける福島原発の廃炉・賠償費用を送電線使用料金に上乗せしようとする動きや、東電・復興関連企業の株を買う大臣、防衛関連企業の株を買う大臣など、やりたい放題の安倍政権を厳しく批判した。
会場には多くの団体がブース出展し、「狭山事件の再審を求める市民の会」もブースで再審を訴えた。
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