【大阪】識字学級の輪読会50周年のお祝いを兼ねた住吉支部創立60周年記念式典が12月10日午後、すみよし隣保館寿でおこなわれ、120人が参加した。
解放歌の斉唱、水平社宣言の朗読に続いて、主催者を代表して友永健吾・支部長が「60周年を機に運動の歴史をふりかえり、子、孫に継承するとりくみを1年続けてきた」として記念誌「住吉部落の歴史と解放運動の歩み」(住吉支部創立60周年記念事業実行委員会編)づくりを紹介した。
来賓として赤井隆史・府連委員長、佐藤茂樹・衆院議員(自民党)があいさつ。とくに赤井委員長は、公設置民営で隣保館運営をおこなってきた住吉支部の先駆性を高く評価するとともに、「部落差別解消推進法」の成立によって「新たな時代に突入した」と強調した。中央本部の組坂委員長が寄せたメッセージも紹介された。
このほか、青年がとりくんだ沖縄スタディーツアーの報告、森本範人・書記長による基調報告、前支部長の前田秀男さんと輪読会の木本久枝さんに功労者表彰がおこなわれた。森本書記長は「夢を語り合い、人がかかわり、かかわる人が生き生きとしてくるような運動を、ここ住吉の地ではじめていきます」と方向性を示し、木本さんは「鉛筆をもてる限り、がんばりたい」と識字にかける熱意を語った。最後に団結がんばろうをおこない、あらたな支部活動の第一歩を踏みだした。
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