「解放新聞」(2017.04.24-2808)
連合と部落解放中央共闘会議の共催で狭山事件の現地調査・学習会(人権学習フィールドワーク)が狭山市富士見集会所で4月7日午後にひらかれ、連合関係組織と自治労青年部が合流し、とりくんだ。学習会には全国から65人が参加した。参加者は、石川さん夫妻の話を聞いたあと、二つの班にわかれ「自白コース」を歩き、強制された自白の矛盾が石川さんの無実そのものの証明でもあることを確信した。石川一雄さんは、「刑務所で文字をとりもどすことで無実を訴えることができた。裁判がはじまれば、かならず私の無実は明らかになる」と訴えた。早智子さんは、「組合運動のなかで目覚め、石川さんのメッセージに出会い励まされた。組合運動が立ち上がるきっかけを与えてくれた」と語った。
部落解放同盟の小野寺一規・埼玉県連書記長が狭山事件の経緯と現状について講演した。主催者あいさつした山本和代・連合副事務局長は、一日も早い再審実現へ中央共闘とともにとりくむと決意をのべた。部落解放同盟中央本部の片岡副委員長は、現場をみて差別と偏見によるえん罪であることを実感してほしい、とよびかけた。則松佳子・中央共闘事務局長は閉会あいさつで、学んだことをそれぞれの職場のとりくみに活かすとともに、狭山再審闘争の勝利を、と訴えた。高橋定・中央共闘事務局次長(中執)も、中央共闘会議作成のリーフレット活用と再審開始を求める署名運動をよびかけた。
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