「解放新聞」(2017.05.15-2810)
日本国憲法の施行70年目にあたる5月3日、憲法を破壊して戦争の道に暴走する安倍政治を終わらせようと各地で「憲法記念日」の集会がひらかれた。東京、大阪の集会の記事を掲載する。
東京の「施行70年 いいね!日本国憲法-平和といのちと人権を!5・3憲法集会」は有明防災公園でひらかれ、5万5000人が参加。2020年の改憲を打ち出した安倍政権を許さず、「共謀罪」阻止、辺野古新基地建設の撤回、「戦争法」廃止などに全力でとりくむ決意を固め、豊洲、台場の2コースでパレードをおこなった。
ファッション評論家のピーコさんをはじめ、世界平和アピール7人委員会、劇作家、映画監督、作家、弁護士、憲法学者、の7人と、野党の国会議員が、自民党改憲草案、軍学共同の動き、「戦争法」の具体化など、安倍政権の動きを徹底批判。沖縄平和運動センターの山城博治・議長と「共謀罪法案に反対する法律家団体連絡会」の米倉洋子さんが特別アピールし、「共謀罪」法案をかならず廃案にしようと強く訴えた。
韓国の「朴槿恵退陣緊急国民行動」からも、李泰鎬(イ・テホ)・参与連帯政策局長が特別ゲストとして登壇し、連帯あいさつした。
主催は、5・3憲法集会実行委員会。
大阪の「アベ政治を終わらせよう! 憲法こわすな! 5・3おおさか総がかり集会」は5月3日午後、大阪市北区の扇町公園でひらかれ、1万8000人が参加した。主催は、同集会実行委員会。集会後は3コースにわかれて「憲法こわすな!」などのポテッカー(手持ちのポスター)を掲げ、シュプレヒコールをあげながらデモ行進をおこなった。
沖縄のエイサーで幕開けした集会では、民進党、共産党、社民党、自由党、大阪弁護士会、市民連合、ママの会、森友学園問題を考える会のほか、ジャーナリストの西谷文和さんもアピールした。集会宣言は、弁護士の中北龍太郎さんが読みあげ、拍手で採択した。
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