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部落差別で多くの命 奪われた事実も伝え

「解放新聞」(2017.07.31-2821)

 外国にルーツを持つことを隠さず活動する民進党の蓮舫・代表にたいし、「二重国籍」に関連して同党国会議員などから戸籍公開を求める一連の言動が問題視されるなかで、7月18日、蓮舫代表は記者会見をひらき、戸籍情報の一部を公開した。

 この間、中央本部では、7月13日の第1回中央委員会で、戸籍公開を求める言動に抗議し、民進党に申し入れるために早急に文書をとりまとめることを確認(2820号既報)。翌14日午後、大西特別中央執行委員が民進党本部を訪れて団体交流委員会に要請書を渡し、戸籍公開を求める言動が民進党内からも出ていることに抗議し、戸籍にかかわる情報を公開しないように申し入れていた。

 要請書では、部落差別によって多くの命が奪われ「戸籍の原則非公開」にいたった事実にふれ、公開によって「外国にルーツを持つ多くの人々の人権やプライバシーを脅かす」「蓮舫代表個人を矢面に立たせつづけることは、民進党は差別に迎合したことになり、国際的にも多くの信頼を失う」などと指摘している。

 

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