「解放新聞」(2018.03.12-2850)
第75回全国大会を3月3、4日、東京・日本消防会館などでひらき、中央役員、代議員636人が出席。「部落差別解消推進法」具体化と部落解放行政の推進や狭山再審闘争の勝利に向けた闘い、「全国部落調査」復刻版出版事件裁判闘争をはじめとした差別糾弾闘争の強化などのとりくみ方向についての方針論議を深めた。また、憲法改悪阻止と戦争推進政策反対の闘いや天皇制強化を許さないとりくみをすすめることも確認した。
中央本部を代表してあいさつした組坂委員長は、「推進法」具体化に向けて各地での部落解放運動の実践をすすめることが重要と強調。世界人権宣言70周年の今年、人権・平和・環境・民主主義の確立に向けて闘いを前進させようとよびかけた。また、石川一雄さん不当逮捕から55年を迎える狭山事件について事実調べと全証拠開示のとりくみを強めるとともに、下山鑑定、福江報告書などの新証拠を広く世論に訴え、再審の実現をかちとろうと訴えた。
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