「解放新聞」(2018.06.25-2864)
曹洞宗の大本山總持寺(横浜市)で6月13日、江川辰三・貫首を大導師に「被差別戒名物故者諸精霊追善法要」がおこなわれた。宗門がかつて「差別戒名」という仏の教えに背いた差別事象をおこした事実に立脚し、さらなる人権啓発活動の進展をと、懺悔と人権啓発の一環としておこなわれたもの。今回で35回目。
法要後、江川貫首は「かつて宗門で差別戒名という断じて許されない行為がおこなわれた。しっかりとみすえ、差別戒名を付与された方、ご子孫や関係の方に深く深く懺悔のこと、あらゆる差別撤廃の誓いを申しあげた。世の中のすべての人びとの幸せを一生涯の基本理念とされた瑩山禅師様のご開山の精神にのっとり、差別戒名をはじめあらゆる差別の撤廃、よりいっそう人権の尊重される社会実現をめざしてさらに精進したい」と決意を語った。
部落解放同盟は、組坂委員長をはじめ8都府県連から参列し、焼香。法要後の研修会では、組坂委員長が、差別の現実と闘いの現状を講演した。
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