「解放新聞」(2018.12.17-2887)
重要な局面にある狭山事件の事実調べ --再審を実現するため、12月6日、中央女性運動部をはじめ19都府県連の女性たちが東京高裁前に結集、「女性部による狭山要請行動」にとりくんだ。冷たい雨のなか、東京高裁前を中心に、正午からビラ配布など情宣行動を展開。代表20人が東京高裁と東京高検を訪れて、それぞれ各地からの要請書を提出し、思いを訴えた。
第2回全国女性運動部長会議(2883号既報)での確認をふまえたとりくみ。高裁、高検への要請後は、東京・中央本部に71人が集まり、各要請団の代表が行動を報告。片岡狭山闘争本部長を講師に「狭山再審闘争の現状と課題」についての学習会をおこなった。組坂委員長もかけつけて再審勝利への決意を語った。
高裁前に集まった女性たちを前に、山﨑女性運動部長は「雨のなか、本当にご苦労さま。石川一雄さんは来年の誕生日で80歳。なんとしてでも、元気なうちに勝利し、ご両親のお墓参りをさせてあげたい。女性がみんなで要請行動やピーアールをしていくことが、本当に大事です。長いながい狭山闘争ですけれども、あと一歩。下山第2鑑定も出ました。あと一歩、証人尋問をさせる。そういうとりくみをがんばりましょう」とよびかけた。
正午に高裁前でビラ配布などの情宣活動を開始。高検へは、山﨑部長を先頭に20人が訪れて要請。高裁へは植村副部長を先頭に20人が訪れて要請した。
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