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「エタ・非人は死ね」〜道の駅に差別落書
栃木

「解放新聞」(2019.02.18-2895)

 【栃木支局】 2018年12月11日夜、佐野市協議会の同盟員Kさん(女性)に、知り合いの男性から「道の駅」の屋外に設置されている男性用トイレ(個室)に「差別落書があった」と連絡があった。

 翌12日午前10時頃にKさんが娘と一緒に「道の駅どまんなかたぬま」にいき、トイレを使用している人がいないことを確かめて差別落書を確認。県連事務所へ電話連絡した。対応した戸田眞・事務局長は佐野市人権・男女共同参画課と大島キミ子・県連副委員長(佐野市協議長)に連絡して、現場確認と対応を要請した。

 同日正午頃、大島副委員長、佐野市職員2人、安足土木事務所職員などあわせて8人が差別落書を確認。「韓国人と朝鮮人(チャンコロ)は日本から出てけ!!エタ・非人は死ね!!」と書かれていた。さらにもう一つの個室トイレにも「○○にいる○○は北朝鮮の工作員だ!!小山辺りに潜んでいるぞ!!注意!!」という落書を確認した。

 午後2時30分、宇都宮地方法務局足利支局人権擁護課職員と株式会社道の駅どまんなかたぬまの責任者も加わり、再度、全員が集合し、差別落書の消去作業をおこない、散会した。

佐野市に要請へ

 12月13日に小山市・人権センターとちぎでひらいた県連第4回執行委員会で、佐野市にたいして5点を要請することになった。

 ①事件の経過を明らかにし、いつ、だれが書いたか、何日放置されていたのか、トイレ清掃時に気づかなかったのか等についてさらに確認②「ヘイトスピーチを許さない」宣言を③モニタリング・見回りを強化④公共施設での「ヘイトスピーチ」を禁止に⑤民間施設への啓発を実施し、再発防止の方策をとってほしい。

 

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