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NEWS & 主張

識字の達成感や目標を語り、にぎやかに交流深め
和歌山県・2018年度よみかき交流会

「解放新聞」(2019.02.25-2896)

県内から10の識字学級の識字生と指導者、行政関係者が集い、識字活動への思いや目標を語り合った(1月26日・白浜町)

県内から10の識字学級の識字生と指導者、行政関係者が集い、識字活動への思いや目標を語り合った(1月26日・白浜町)

 【和歌山】 2018年度よみかき交流会が1月26、27日に、白浜町・ホテルシーモアでとりくまれ、県内10の識字学級から識字生や指導者、行政関係者など130人が参加した。主催は、和歌山県と県教育委員会。会場には那賀識字学級の識字生が虹をイメージし作成した題字が掲げられ、各識字学級の創作物や学習成果の展示もおこなわれた。

 識字生は、日頃の学習や識字にとりくむなかでの達成感や今後の目標について語り合い、にぎやかに交流した。集会では2つの識字学級からの発表と3つの分散会で識字活動をはじめ地域運動への思いが語られた。2日目には大阪市内識字・日本語教室連絡会の菅原智恵美・副代表の講演「見つめる 語りあう つながる 識字運動」がとりくまれた。

 体験発表は杭ノ瀬識字学級の識字生・東岡百合子さんが「解放運動と識字と私」と題して、実践発表は平井識字学級の指導者・中島俊之さんが「識字の営みをいつまでも」と題しておこなった。

 開会にあたってあいさつした県教育委員会生涯学習局の木皮享・局長は「和歌山市内の識字学級での学習者の「もっと識字知ってほしい」という声から教員を対象にしたとりくみをすすめている」とのべ、展示された「識字の仲間 識字は私の力 来年も元気で」と書かれた平井識字学級の毛筆作品をさし、今後も各学級に元気や力をもらいながらともにとりくんでいく、とした。

 

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