「解放新聞」(2019.04.22-2904)
【宮崎支局】 宮崎県内各地から曹洞宗青年部の仲間が宮崎市に集まり、3月4日、狭山事件の再審を訴える宣伝行動をおこなった。
行動の前に、狭山事件を考える宮崎住民の会の田中慎二・会長が狭山裁判の現状を報告、「東京高裁は狭山事件の再審を開始すべきだ」と訴えた。参加者は、あらためて石川一雄さんの無実を確認するとともに、狭山差別裁判をみずからの問題として受け止めて再審の実現をよびかけようと確認した。そのあと、宮崎市の中心街の橘通りで、15人の仲間が班にわかれて、「数かずの証拠で石川さんの無実が明らかになっています」と訴えながらビラを配布した。
宣伝行動を終えたあとは、感想を出し合った。「真実が明らかになり無罪になるえん罪事件がありますね。がんばってください」「狭山事件、長いですね」と声をかけてくれる人もいる一方で、「狭山事件、何ですか」と知らない人も多かった、などの報告もあり、できるかぎり多くの人に「狭山事件の真実」を訴えていくことが大事だと確認した。
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