「解放新聞」(2019.05.27-2908)
「全国部落調査」復刻版出版事件裁判の第6回弁論準備(非公開)が5月13日、東京地裁でおこなわれた。4月の人事異動で、新たに中村心・裁判長が担当となり、初めて顔をあわせた。裁判長は、弁護団に、これまでの主張を整理するように要請。弁護団は、被告らの行為による原告の名誉権・プライバシー権・差別されない権利等の人格権侵害について、あらためて主張を整理し、書面を提出することになった。
一方、被告の鳥取ループ・示現舎は、部落解放同盟らは部落について研究し、地名をふくめて公表する行為をくり返してきた、自分たちが部落について研究できないのは差別、など、荒唐無稽な主張を展開。いくつかの地区名をあげ、「有名な部落」は公知で知れ渡っている、いまさら部落といって何が悪い、など、議論をすり替え、挑発的な主張をくり返した。
次回の弁論準備は7月10日。証人尋問開始は、8月以降になる予定だ。
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