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NEWS & 主張

日韓識字学習者が交流〜日韓共同宣言をめざし、言語の壁こえ体験共有

「解放新聞」(2019.07.08-2914)

 トヨタ財団の助成による基礎教育保障学会日韓基礎教育共同プロジェクトで、日韓の識字・基礎教育学習者による共同宣言づくりワークショップが3月27〜29日、福岡市内にある福岡大学セミナーハウスでおこなわれた。韓国からは31人、日本は33人(学習者は日韓合わせて17人)が参加。日本の学習者は、北海道「札幌遠友塾」、沖縄「珊瑚舎スコーレ」(2888号参照)、地元福岡では「よみかき教室ふくおか」、関西から、大阪府連向野支部よみかき教室「ほほえみ」の飯野靖子さん(2782、2783号参照)、大阪市立天王寺中学校夜間学級卒業生の金喜子(キム・フィヂャ)さん(2800号参照)、神戸市立丸山中学校西野分校卒業生の戎香里菜さん(2860号参照)が参加した。

 27日は、よみかき教室ふくおかで見学・交流。28日は「私と識字」をテーマに日韓の学習者が一人ずつ自身の経験を発表後、学習者4〜5人とファシリテータら10人ほどのグループでワークショップをした。生い立ちや教室に入ったきっかけ、教室でよかったこと・変わったことをたがいに共有した。29日はワークショップでさらに教室や識字に望むことを話し合い、最後に「私たちの識字とは」を学習者がそれぞれ紙に書いて発表した。

 国や言語も異なる韓国と日本だが、差別や貧困、戦争、病気や障害で学校にかよえなくなり、周囲からの誘いなどで教室で学ぶ機会を得る。そこで自信がつき、自己肯定感が生まれ、人間関係や健康状態もよくなるなど、文化や言語の壁を越えて共通の体験に共感し、喜びを分かち合った。「教室が無償になれば、もっと大勢がもっとたくさん学べる」といった願いも語り合い、2年後の再会を励みに頑張ろうと約束した。

ワークショップの休憩時間の記念撮影に大阪から参加した飯野靖子さん(前列左端)と金喜子さん(前列左から2人目)も参加(3月29日・福岡市)

ワークショップの休憩時間の記念撮影に大阪から参加した飯野靖子さん(前列左端)と金喜子さん(前列左から2人目)も参加(3月29日・福岡市)

 

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