「解放新聞」(2019.09.09-2922)
【大阪支局】 大阪市の職員が大阪市内の駅トイレの扉や壁に部落にたいする差別落書を複数回おこなっていたことが判明した、と大阪市(松井一郎・市長)が8月6日に発表した。
発表によると差別落書をおこなっていたのは大阪市環境事業局の職員で、器物破損容疑で大阪地方検察庁に書類送検されていた事実が8月5日に判明したという。
今年3月に器物損壊事件の捜査で、この職員から話を聞くため浪速警察署に出頭させるよう環境事業局に要請があり、職員が出頭。事情聴取を受け、昨年8月に駅トイレで差別落書をおこなったことを認めた。今年5月16日には大阪地方検察庁に書類送検されていたという。
この事件をふまえ大阪市は8月9日、およそ10年ぶりに人権行政推進本部会議(本部長・松井市長)をひらき、人権問題研修の徹底と再発防止に向けた指導を徹底するよう指示した。
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