「解放新聞」(2019.11.11-2930)
立憲民主党人権政策推進議員連盟の設立総会が10月29日午前、参議院議員会館でひらかれた。「「部落差別解消推進法」の活用、具体化にむけた取り組みを進め、差別のない社会の実現を目指す」(第1条)と目的を掲げた規約や役員を決めた。会長には福山哲郎・参議院議員が就任。顧問には赤松広隆・衆議院副議長、小川敏夫・参議院副議長、枝野幸男・立憲民主党代表の3人が就任した。
立憲民主党の枝野代表は「人権委員会、人権救済機関をしっかり創らなければ、現場で差別、偏見に苦しんでいるみなさんを救えない。日本社会は、残念ながらインターネットで差別を煽り、差別をつくることが拡散、拡大する状況だ。歯止めをかけて転換する原動力は私たちだと自負をもって頑張りたい。さまざまな現場の思いを結集し、議論し、推進力となって人権委員会設立などに具体的な成果を」と決意を語った。
会長に就任した福山議員は「われわれの綱領には、あらゆる差別に反対して断固として闘うと書いてある。人権政策は一丁目一番地。人権救済機関設置の法案を作り、議員全員で全国的に運動として盛りあげたい。ぜひ思いを共有し、積極的参加を」とよびかけた。
部落解放同盟からは、組坂委員長、西島書記長、大西中執が参加。組坂委員長は「野党が連携をとり、よりよい法案で与党にプレッシャーを。つぎの国会では日の目を、と期待している」とあいさつ。西島書記長は、「推進法」具体化のとりくみや、鳥取ループ裁判など差別事件の現状を説き、人権救済機関の実現を訴えた。
顧 問 | 赤松 広隆 |
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枝野 幸男 | |
小川 敏夫 | |
福山 哲郎 | |
副会長 | 川内 博史 |
幹事長 | 近藤 昭一 |
事務局長 | 水岡 俊一 |
この日の出席議員はつぎのとおり(敬称略・順不同)。
阿久津幸彦▽枝野幸男▽大串博志▽小川淳也▽尾辻かな子▽近藤昭一▽櫻井周▽髙木錬太郎▽武内則男▽田嶋要▽長尾秀樹▽初鹿明博▽松田功▽宮川伸▽山内康一▽山本和嘉子▽横光克彦▽赤松広隆㈹▽石川香織㈹▽黒岩宇洋㈹▽佐々木隆博㈹▽辻元清美㈹▽西村智奈美㈹▽堀越啓仁㈹▽道下大樹㈹▽森山浩行㈹▽山井和則㈹▽吉田統彦㈹
石垣のりこ▽石橋通宏▽江崎孝▽小川敏夫▽小澤雅仁▽勝部賢志▽岸真紀子▽斎藤嘉隆▽田島麻衣子▽福山哲郎▽水岡俊一▽森屋隆▽吉川沙織▽石川大我㈹▽小西洋之㈹
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