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偲ぶ会で遺志を継ぐ〜松本精神の継承へ 福岡で

「解放新聞」(2019.12.02-2933)

松本龍さんを偲びながら来賓あいさつをおこなう組坂委員長(11月22日・福岡市)

松本龍さんを偲びながら来賓あいさつをおこなう組坂委員長(11月22日・福岡市)

 松本精神の継承と故松本龍さんを偲ぶ会が11月22日、福岡市内のホテルでひらかれ、300人が出席した。主催は部落解放同盟九州地方協議会、福岡県連、福岡県企業同和問題推進連絡会、部落解放共闘福岡県民会議、同和問題にとりくむ福岡県宗教者連絡協議会、福岡県人権・同和教育研究協議会の6団体で構成する「松本精神の継承と故松本龍さんを偲ぶ会」実行委員会(稲積謙次郎・実行委員長)。

 黙禱のあと、深尾須磨子さん(1888〜1974年)の献詩「この人を見よ」を、九州地方協議会の各県連代表6人が朗読。

 主催者の稲積実行委員長は、67歳という志なかばで倒れた松本龍さんに「痛恨の極み。推進法の内実化・具体化に向けて歩まなければならない。改めて龍さんの遺志を継ぎ、松本精神の継承を願い、この会を有意義なものにしたい」とあいさつした。

 来賓の小川洋・県知事、福山哲郎・立憲民主党幹事長(参議院議員)、組坂中央執行委員長があいさつ。2010年に環境大臣兼防災大臣となった松本龍さんが、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の議長として議定書の合意に結びつけた功績などをたたえた。

 このあと、親交のあった大島九州男・元参議院議員(国民民主党)、村田信一・元熊本県副知事、炭谷茂・元総務庁地域改善対策室長がリレートークでエピソードを披露。つづいて出席者が献花をおこなった。

 

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