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NEWS & 主張

再建50年を記念し
広島

「解放新聞」(2020.01.13-2938)

「歴史に学び、前進の糧としたい」とあいさつする岡田県連委員長(2019年12月14日・広島県呉市)

「歴史に学び、前進の糧としたい」とあいさつする岡田県連委員長(2019年12月14日・広島県呉市)

 【広島】 広島県連は2019年12月14日、呉市・呉阪急ホテルで再建50年記念のつどいをひらき、128人が参加した。50年前に再建大会を成功させた小森龍邦・県連顧問も出席して当時のエピソードを交え特別スピーチをおこなった。

 解放歌の斉唱ではじまったつどいは、「水平社宣言」の朗読に続いて、スライド上映で県連50年のあゆみをたどった。この再建大会は日本共産党のセクト主義と決別し、部落完全解放をめざす運動をおしすすめるものとなった。48支部から1323人が参加して小森委員長を選出した。

 主催者を代表して岡田英治・委員長は「再建後、運動は部落に蔓延していた「寝た子を起こすな」の考え方を克服し、燎原の火のごとく広がった。50年の歴史に学び、前進の糧としたい。平和の危機、人権の危機がつくりだされている。推進法も実効性が問われる。運動の強化が喫緊の課題だが、そのヒントは再建50年の歴史に凝縮されている」と強調した。

 来賓の組坂中央執行委員長、森本真治・参議院議員(国民民主党)などがあいさつ。とくに組坂委員長は行政闘争や狭山再審闘争とともに、人権侵害救済法をつくる意欲を示しながら2年後の「全水100年に向けてがんばっていきたい」とのべた。

 特別スピーチをおこなった小森顧問は、再建大会を当時の朝田善之助・中央執行委員長と連絡をとりながらすすめたエピソードを披露するとともに、50年の歴史に感慨無量だった。

 川崎卓志・顧問の音頭で乾杯したあとは、第2部の懇親会で参加者は歓談した。

 

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