「解放新聞」(2020.02.24-2944)
「憲法と建国の日を考える集会―日本と韓国の今」が2月11日午後、東京・日本教育会館でひらかれ、180人が参加、部落解放同盟からも参加した。シンポジウム「日韓に壁はあるか―交流の現場から考える」と教科書採択の闘いの報告で学習。韓国の民主化と対照的に、新天皇即位で復古主義を強め、アジア蔑視と植民地支配の責任に向き合わない安倍政権による権力私物化など、日本の問題を浮き彫りにした。
主催は、フォーラム平和・人権・環境。藤本泰成・共同代表は、「建国記念の日」と戦前の「紀元節」の関係など祝日と天皇制の関係や皇位継承儀式の実態を語り、日本国憲法のもとでの天皇制のあり方の議論の必要性を提起。日韓対立の背景にアジア蔑視の韓国政策を指摘し「真剣に考えたい」とあいさつ。シンポジウムの進行役も担った。
シンポジストは、朝鮮人強制労働被害者補償立法を目指す日韓共同行動の矢野秀喜・事務局長、アジアの平和と歴史教育連帯のカン・ヘジョン・国際協力委員長、女たちの戦争と平和資料館の渡辺美奈・館長。後半には日本と韓国の大学生も加わった。第2部では、「子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会」の相可文代さんが報告した。
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