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リバティおおさかが無料公開 〜35年でいったん閉館
大阪

「解放新聞」(2020.06.15-2956)

 【大阪】 再出発を決めたリバティおおさかは、いったん閉館するのを前に5月25日から31日まで、特別企画「35年展」を無料公開した。新型コロナウイルスにともなう緊急事態宣言による休館が解除されたのと、大阪市との裁判が和解による解決のメドがついたため(2955号6㌻既報)。

 25日は、閉館を惜しむ市民や報道関係者の姿が目立った。リバティおおさかは35年にわたり人権の博物館として大きな役割を果たしてきた。総入場者170万人という実績がそのことを物語る。「35年展」の会場には第1回企画展「オーストラリア アボリジニの世界「狩人の夢」」をはじめ、「水俣病問題」「満州移民と部落」など幅広く人権問題を紹介してきた歴史が、展示目録からだけでもわかるように紹介していた。

 また、「洛中洛外図屏風」(近世)や「大坂町絵図」「アイヌの民族衣装」「水平新聞」などを展示した。

 2年後の2022年には再開する予定だが、場所は未定。また、それまでの期間も巡回展などをおこなう予定にしている。

全国水平社のポスターなども展示(5月25日・大阪市)

全国水平社のポスターなども展示(5月25日・大阪市)

 

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