「解放新聞」(2020.06.25-2957)
【香川支局】 四国で初めてのパートナーシップ宣誓制度が導入された記念でイベント「様々な家族について考える」が2月29日、三豊市文化会館マリンウェーブでひらかれ、県内外から100人が参加した。主催は「様々な家族について考える」実行委員会。
同性婚訴訟の弁護団で活躍する佐藤倫子・弁護士が司会を務め、一般社団法人マリッジフォーオールジャパン代表理事の三輪晃義・弁護士が開会あいさつ。第1部では3本の映画を上映。1本目は『フユノイエ』(10分)というサイレント作品。2本目は『エソラ』(25分)の短編ドラマ。3本目は『ある家族の肖像』(ドキュメンタリー映画)が上映された。2本は田中昭全さんが監督した作品で、3本目は田中さんとパートナーの川田有希さんを追いかけた映画で監督は松井蛙子さん。
第2部では、三豊市の山下昭史・市長が記念講演をおこなった。山下市長は制度導入までの経過を説明し、制度導入に向けて中心的役割を果たした職員4人を壇上によび紹介した。職員はそれぞれの思いや感想などを参加者に訴えた。
第3部のトークセッションでは、三輪代表理事と佐藤弁護士がコーディネーターを務め、田中さん、川田さんがパートナーシップ宣誓制度からさらにふみこんだ同性婚について訴えた。
大阪から参加予定だった同性カップルが体調不良で参加できなかったため、すでに子育てをしている同性カップルや外国人と日本人の同性カップルがいることなど「様々な家族」がいることを紹介したうえで、会場からの質疑応答で閉会した。
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