「解放新聞」(2020.09.25-2966)
【徳島】 4日間でワークショップやフィールドワークをふくめ全7講座をおこなう第31期(2020年度)部落解放・人権講座が8月28日午前、徳島市内の労働福祉会館で開講を迎えた。開講式に続いて、午前から午後にかけ2つの講座がおこなわれた。会場は3密を避けるため席の間隔が広くとられ、労働組合などを中心に15人が受講した。主催は、県連や連合徳島などで構成される同講座実行委員会。例年なら県外からも講師を招いておこなうが、今年は県境を越えての新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、最終日の9月末におこなわれる鳴門市内でのフィールドワークまでの全7講座の講師をほとんど県連で担当する。
開講式では、まずはじめに地方共闘会議議長を務める新居栄治・実行委員長が主催者あいさつ。ひき続いて、県連の新執行委員長に就任した中原サヲ江さんが「徳島における部落解放運動の歴史と現状」と題して講演。1969年7月19日、13支部700人による県連結成の前史として、3つの大きな差別事件とその糾弾闘争にまで遡り、また70年代前半から県連の専従職員として運動にかかわってきた自身の個人史をふり返りつつ、個人史と運動史を重ねて、これまでのとりくみと今後の課題について語った。
午後からは、CAPとくしまが「子どもの人権」をテーマに「CAPおとなワークショップ」をおこなった。
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