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NEWS & 主張

確信犯である実態が明らかに 〜被告への証人尋問を実施
復刻版裁判

「解放新聞」(2020.10.05-2967)

第3回証人尋問後の報告集会には17都府県72人が参加、裁判の現状を共有し、いっそうの闘いへ団結を固めた(9月28日・東京)

第3回証人尋問後の報告集会には17都府県72人が参加、裁判の現状を共有し、いっそうの闘いへ団結を固めた(9月28日・東京)

 「全国部落調査」復刻版出版事件裁判で、第1回証人尋問(2965号既報)に続き、第2回、第3回の証人尋問が9月14日と9月28日、東京地裁でそれぞれ午後におこなわれた。原告からは第2回に5人、第3回に1人が証言に立ち、部落差別をめぐる体験と現状、被告の行為が深刻な被害につながる部落差別の拡大・再生産である事実を訴えた。第3回では、被告のMとJへの尋問もおこない、復刻版発行を「公共の福祉にかなう」と言い張るなど、被告が差別煽動と違法行為の確信犯である実態を明らかにした。(詳報次号)

 本裁判を担当する東京地裁第13民事部では9月15日に成田晋司・裁判長が新しく就任した。

 第3回証人尋問では、弁護団が、MとJにたいする反対尋問を実施。Mには、M本人のツイッター投稿など客観的な証拠から事件の事実関係を追及した。深刻な差別の被害を生むと知りながらの復刻版出版―身元調査への利用推奨、復刻版発行禁止の仮処分後も同内容掲載の「全国部落解放協議会5年の歩み」を「パロディ本」として発行・販売したこと、「日本は法廷侮辱罪がないので、やりたい放題」しようと思っている意志、原告の実家訪問や故人となった原告の本籍地への本籍移転の嫌がらせなど、ひじょうに悪質な実態を明らかにした。

 滋賀全研(17年)の分科会から「追い出された」と反訴しているJにも、ツイッター投稿をもとに事実関係を追及。強制排除、私物没収など、事実とかけはなれた実態を明らかにした。

 原告からは、第2回証人尋問では田村賢一さん(大阪)、池田千津美さん(兵庫)、西田義則さん(大阪)、下吉真二さん(鳥取)、松岡克己さん(三重)の5人が証言に立ち、中井雅人、山本志都の両弁護士が質問。第3回には、川口泰司さん(山口)が証言に立ち、指宿昭一・弁護士が質問した。

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