【徳島支局】 「建国記念の日」の２月11日午前、徳島市・徳島グランヴィリオホテルで２・11「日の丸・君が代・天皇制」を考える徳島集会がひらかれた。コロナウイルスの感染拡大を防ぐためマスクを着用して密にならないなどに配慮しつつ、規模を縮小するなか、１２０人が参加した。

　毎年とりくむ本集会は、部落解放徳島地方共闘会議、徳島・人権平和運動センター、立憲民主党徳島県総支部連合会、社会民主党徳島県連合、部落解放同盟徳島県連合会の５団体で構成する「２・11集会実行委員会」の主催。

　はじめに、実行委員長である徳島人権・平和運動センターの岩生大治・議長が主催者あいさつ。つづいて、I女性会議徳島県本部・事務局長の高開千代子さんが「９条と24条は車の両輪」と題して講演した。

　高開さんは、憲法改悪では９条だけでなく「家族生活における個人の尊厳と両性の平等」を定めた24条にも注目すべきだと強調。▽改憲論の現状▽安倍９条改憲案▽自民党憲法改正草案（２０１２年４月27日決定）▽憲法24条改憲論の現状▽それでも24条をめぐる動きに注目しなければいけない理由▽24条をめぐる発言▽目のかたきにされてきた24条▽立法と行政はすでに先取りしている▽男女性別役割分担の究極の形が男性の国防と女性の「銃後の守り」▽平和なくして平等なし、平等なくして平和なし、と柱立てして語った。