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原発事故は終わっていない 〜3・11香川県民集会
香川

「解放新聞」(2021.05.05-2989)

 【香川支局】 未曾有の大災害の東日本大震災から10年を迎えた3月11日、香川県高松市・JR高松駅前広場で、「福島原発事故は終わっていない!香川県民集会」をひらき、150人が結集。県連からも東讃・高松ブロックから5人が参加した。主催は、原水禁などで構成する同実行委員会。

 参加者全員で黙禱をおこなったあと、各団体代表がアピール。原水禁香川の高田良徳・議長は「政府は、脱原発の世論を無視し、原発をベースロード電源であると位置づけて、高コストで危険なエネルギーである原発の再稼働を推進している。福島原発では溶け落ちた核燃料のとり出しに今後30年以上かかる見込みとされている。また、福島の子どもたちの小児甲状腺がんをはじめとする健康被害を矮小化させるなど、原発事故を風化させる印象操作もされている」と批判し、「政府にたいして、脱原発社会の構築を強く求め声をあげよう」とよびかけた。

 福島在住者や避難者のビデオメッセージのあと、原水禁香川の廣瀬透・事務局長が集会アピールを提案。全体の拍手で採択され、シュプレヒコールで集会を閉じた。集会後は、デモ行進をおこない、ゴール地点の四国電力本社前では脱原発を求めるシュプレヒコールをおこなった。

JR高松駅前広場でひらかれた県民集会(3月11日・香川県高松市)

JR高松駅前広場でひらかれた県民集会(3月11日・香川県高松市)

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