「解放新聞」(2021.05.15-2990)
【東京支局】 雨の日も風の日も高裁前で再審開始を訴え続けてきた石川一雄さん、早智子さん。コロナ禍で活動を中止せざるを得なくなった。「高裁に近い私たちが行動を起こそう」と都連女性部は昨年9月から仲間によびかけ、三者協議前に東京高裁前スタンディング行動にとりくんできた。
4月15日、第46回三者協議(4月27日)を前に、高裁前スタンディング行動をおこない、埼玉、千葉からも仲間がかけつけ、30人以上が集まった。
女性部代表は「訴えに来ることができない2人の意志も受け止めて、狭山再審開始を訴えよう」とあいさつ。全体を代表して女性部の仲間が「一日も早く鑑定人尋問・事実調べを」と力強く高裁の大野裁判長にマイクで訴えた。
参加者は、「えん罪58年石川さんは無実です」「ただちに再審開始してください」「もう半世紀を超えたえん罪に終止符を」「万年筆・脅迫状の証人尋問を」など思いを込めたプラカードや、横断幕、のぼり旗などで道ゆく人に再審開始をアピールした。
最後に、清掃・人権交流会の仲間がアピールとシュプレヒコールをおこない、大詰めを迎えた狭山闘争に勝利しようと確認しあった。
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